よくあるご質問

サービス概要について

Q

遺伝とゲノム、DNAとは?

A

「背の高さ」や「耳の形」などの特徴が親から子供に遺伝することは、一般によく知られています。この特徴を決めているお客様の設計図が「ゲノム」です。ゲノムは、A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)という4種類の塩基(文字)で表現されています。このATGCが記録されている物質が「DNA(デオキシリボ核酸)」です。人間のDNAは、体を構成する37兆個の細胞のそれぞれの核に保管されています。

Q

遺伝子検査で何が分かるのですか?

A

人間のゲノムは約30億個のATGCから構成されているのですが、0.1%程度、配列に個人差があることが知られています。この個人差を調べ、これまで世界中で蓄積された研究データと照らしあわせることで、かかりやすい病気や体質との関係を統計的に分析するのが「遺伝子検査」なのです。遺伝子検査により、特定の病気へのかかりやすさ、お酒の強さなどの自分の体質を統計的・客観的に理解することができます。

Q

遺伝子検査サービスは、どのくらい普及しているのですか?

A

米国では、2019年時点で2750万人、つまり12人にひとり以上が遺伝子検査サービスを利用しています。日本では、まだ100万人程度と言われていますが、今後普及していくのではないかと考えています。

Q

Genovisionサービスは、どのようなサービスですか?

A

Genovisionでは、人間ドック等で採血を行い、その血液からDNAを抽出します。そして、ATGCの一文字だけ置き換わる事象が統計的に発生しやすいSNPと呼ばれる約65万箇所のデータ化を行い、SNPと疾病罹患リスク等の関係性を示す論文等に基づいて、お客様と同じSNPを保有する集団の疾病罹患リスクや体質傾向、その他当社の定める検査項目等を結果レポートとしてご報告します。
併せて、罹患リスクが高い疾患の予防法について、世の中の最新の研究成果をご紹介します。遺伝的なリスクが高くても、積極的にリスクを減らす予防法を実践することにより、疾病になるリスクを軽減できる可能性があるのです。「病気になってから治療する」のではなく、「一人ひとりが自らの遺伝的特性を理解し、個別化された予防行動を実践する」という予防医療へのパラダイムシフトをめざします。

Q

SNPとは何ですか?

A

ヒトゲノムの研究が進むことによって、私たちのゲノムは99.9%が共通で、個人差は約0.1%だということが分かりました。ゲノムの0.1%の違いに、環境、生活習慣の違いなどが加わって、ひとりひとりの個性が生じるのです。ゲノムの個人差にはいろいろなタイプがありますが、その中でも最も注目されているのが、一つの塩基が置き換わったSNP (single nucleotide polymorphism の略で「スニップ」と読みます)です。Genovisionでは、東アジア人に頻度高く発生するSNPを読むためのマイクロアレイ(Illumina社のAsian Screening Array)という装置を用いて約65万箇所のSNPのデータ化を行っています。

Q

検査を受けるメリットは?

A

お客様にとって遺伝的に罹患リスクが高い疾患の予防法について、世の中の最新の研究成果をご紹介します。併せて、この予防の実践に向けて、リスク低減に有効とされている食習慣や運動等のモニタリングに役立つスマートフォンアプリをご紹介します。罹患リスクを下げるために、生活習慣改善に取り組んでみませんか?持って生まれた遺伝的リスクは「避けられない運命」ではありません。未来はお客様の行動で変わり得るのです。

Q

「知りたくなかったリスク」を知ってしまうのが怖いのですが。

A

受検前に、Genovisionサービスサイトの検査項目一覧をご確認ください。なお、本サービスは利用者の自己の努力によりリスク低減が期待できる多因子疾患(複数の遺伝要因や生活習慣などが相互に関わって発症する疾患)の発症に関わる感受性遺伝子の確認を行うものであり、遺伝性乳がん・卵巣がん症候群のような遺伝性腫瘍(遺伝要因だけで発症リスクが決まる疾患)のリスクを予測するものではありません。

Q

検査してからどれくらいで遺伝子検査結果が分かりますか?

A

通常、採血から1~2か月ほどで遺伝子検査結果レポートをお返しします。採血後、速やかに、Genovisionサービスサイトへログインし、レポートID(※)の登録、メールアドレスと電話番号の登録、ならびに、事前アンケートのご回答をお願いします。事前アンケートのご回答まで終わってから結果レポートの生成を開始するフローになっているためです。
※遺伝子検査を受検する際に医療機関から手交される申込同意書控えに記載されています。

検査受検について

Q

Genovision Dockの「申込同意書」が届いていない。または、紛失した。

A

人間ドックまたは健康診断の受診当日、医療機関の受付にお申し出ください。

Q

このサービスの受検対象者は?

A

指定医療機関において人間ドックを受検する従業員のうち、「遺伝子検査受検に関する本人同意が得られた方」が対象です。なお、未成年者は、別途「本人に代わって検査の実施を承諾することのできる地位にある者」の代諾を得なければならないため、本サービスでは対象外とさせて頂いております。

Q

指定医療機関とは?

A

2020年6月現在、NTT東日本関東病院、NTT東日本伊豆病院です。準備が整い次第、他の医療機関にも順次展開して参ります。

Q

利用したいのですが、契約方法を教えてください。

A

企業単位で契約するサービスとさせて頂いております。そのため、所属企業の健康診断等の担当部署の方から、NTTライフサイエンスへお問い合わせください。

Q

外国人でも検査は受けられますか?

A

検査を受けて頂くことは可能です。ただし、検査結果レポートは日本語です。またGenovisionでは、現在、検査するSNP(※1)や、参照する論文(※2)について、日本人を対象に選定しておりますので、例えば両親や祖父母が外国人の方がGenovisionを受けた場合、検査結果が必ずしも正確になるとは限りません(中国、韓国、台湾、香港の方は比較的本サービスのリスク計算が適合すると考えられます)。

(※1)例えば、血液型について、日本人ではA型が多いですが、オーストラリア人はO型が多い、というように地域によってSNPの出現頻度に差があることが知られています。Genovisionでは、SNPを解析するマイクロアレイに東アジア人向けのIllumina社Asian Screening Arrayを採用しています。

(※2)世界中で遺伝子に関する研究が行われていますが、多くは欧州の方を対象としたものです。これらの欧州の研究成果は、日本人にそのまま適用できるとは限らないと言われています(ここでいう日本人とは、生物学・人類学上の分類としての日本人を指しています)。

Q

食事の直後に検査をしたら、検査結果に影響はありますか?

A

ありません。

Q

薬を服用していますが、検査結果に影響はありますか?

A

ありません。

Q

風邪をひいてしまったのですが、検査結果に影響はありますか?

A

ありません。

Q

現在、検査項目にある病気にかかっているのですが、検査結果に影響しますか?

A

お客様の健康状態によって、結果レポートが変化することはありません。

Q

現在、妊娠していますが、結果レポートに影響しますか?

A

血液中に胎児のDNAが混在するため結果レポートに影響する可能性があります。そのため、出産後、子育てがひと段落してからの検査をお勧めします。なお、Genovisionでは新型出生前診断(NIPT)は扱っておりません。「DNA」というキーワードは同じですが、誤解のないようにお願いいたします。

検査受検後の手続について

Q

レポートIDとは何ですか?

A

レポートIDは遺伝子検査を受検する際に医療機関から手交される申込同意書控えに記載されている、半角大文字の英字と数字16桁の文字列です。レポートIDは「お客様の遺伝子検査結果レポートを表示する権利」をもっていることを証明する重要なコードです。パスワードと同様に他の方への開示は行わないでください。

Q

なぜレポートIDの登録が必要なのですか?

A

レポートIDは、医療機関で採血した「試料」と、Genovisionサービスサイトで結果レポートをご確認頂く際に使用する「dアカウント」を関連づけるために必要なものです。

Q

レポートIDの入力で、なぜかエラーになってしまいます。

A

レポートIDは、半角の英数字で入力してください(英字はすべて大文字です)。なお、英大文字の「I(アイ)」と数字の「1(イチ)」、英大文字の「O(オー)」と数字の「0(ゼロ)」は読み間違いやすいので、レポートIDに英大文字の「I(アイ)」と「O(オー)」は使用しておりません。

Q

会社のメールアドレス/電話番号を登録しなくてはいけないのでしょうか?

A

いいえ、連絡が取れる任意のメールアドレス/電話番号をご使用いただけます。ただし、メールアドレスは個人ごとにユニークである必要があります(本人確認に使用するため、他人との重複登録はできません)。

Q

妻も検査を申し込んだのですが、dアカウントはシェアしても構いませんか?

A

いいえ、個人ごとに異なるdアカウントをご利用ください。

Q

申込同意書控えを紛失してしまいました。

A

GenovisionサービスサイトでdアカウントとレポートIDの紐づけを行う前に申込同意書控えを紛失された場合、第三者にお客様の遺伝子検査結果レポートを閲覧されてしまう恐れがあるため、直ちにNTTライフサイエンスへご連絡ください(紐づけを行った後であれば、レポートIDの重複登録はできない仕様なのでご心配不要です)。なお、申込同意書控え(レポートID)の再発行には、本人確認が必要なので、受検した医療機関へお問い合わせください。

システムの使い方について

Q

遺伝子検査結果レポートは、どのように確認するのですか?

A

Genovisionサービスサイトでのみご確認いただけます。初回登録にあたり、「dアカウント」、「採血時に受領した申込同意書控え」をご用意ください。なお、ログインに使用したdアカウントが使用できなくなった場合、結果レポートも確認できなくなりますのでご注意ください。

Q

仮登録メールが届かないのですが。

A

迷惑メールフォルダに振り分けられていないかご確認ください。迷惑メールのフィルタ設定をされている方は、info@ntt-lifescience.co.jp からの受信ができるよう、設定変更をお願いいたします。迷惑メール扱いされておらず、かつ、時間が経ってもメールを受信できない場合は、お手数ですが、メールアドレスが間違っていないか確認の上、もう一度仮登録をしなおしてください。

Q

ID/パスワードを忘れてしまいました。
dアカウントのロックがかかってしまいました。

A

Genovisionサービスサイトは認証にdアカウントを使用しています。そのため、下記のURLを参考に、dアカウントのID/パスワード忘れ、ロック等の問題の解決をお願いします。https://id.smt.docomo.ne.jp/src/utility/idpw_forget.html

Q

登録したメールアドレスや電話番号を変更したいのですが。

A

Genovisionサービスサイトにログイン後、「アカウント情報の変更」から変更手続をお願いします。

Q

スマートフォンのキャリア変更に伴い、メールアドレスもdアカウントも使用できなくなってしまったら、どうなりますか?

A

大切な個人遺伝情報の情報漏えい防止のため、マイページに登録されたメールアドレス、またはdアカウントのいずれかで本人確認が行えない場合、サービスをご提供することができません。キャリア変更を行う前に、マイページのメールアドレスやdアカウントの登録情報の変更を行ってください。

結果レポートについて

Q

結果レポートは、どうやって確認するのですか?

A

通常、採血をしてから1~2ヶ月後に結果レポートが生成されます。結果レポート作成完了通知が届きましたら、Genovisionサービスサイトへログインし、PDFファイル形式の結果レポートをダウンロードしてください。

Q

「疾患予防編」と「体質理解編」とは何ですか?

A

疾患予防編は、お客様と同じSNPを有する集団の疾病罹患リスク、ならびに、その予防に関する最新の研究成果を結果レポートとしてご報告しています。体質理解編は、お酒が強いタイプか弱いタイプか、といった遺伝的体質についてご報告しています。

Q

「判定不能」という項目があります。

A

採取した血液検体から解析対象のSNPのデータが得られる割合(Call Rate)は97%程度です(解析対象とはマイクロアレイを用いてデータ化する約65万SNPsを指します)。読み取れなかったSNPデータを使用する必要がある検査項目は結果のご報告ができませんのでご了承ください。

Q

結果レポートを他人に知られると問題がありますか?

A

個人遺伝情報が他人に知られることにより、就職や昇進に不利になったり、保険加入が拒否されるなどの可能性を懸念する声があります。また血縁の方に影響することも考えられるので、結果レポートは慎重に取り扱ってください。なお、お客様が自ら情報を公開または共有したために起きたいかなる結果についても、当社は責任を負いません。

Q

どのような論文を根拠にしているのですか?

A

疾患予防編では巻末掲載の多く論文を参照していますが、代表的なものは以下の関係を示した論文です。
・SNPと疾患との関係
・生活習慣と疾患との関係
・遺伝要因と環境要因の関係
論文の選定にあたっては、有識者が複数の指標(研究人数、p値等)により評価を行っています。加えて、有識者が集まる会議を開き、不適切な点がないかレビューも行っています。

Q

論文では、どのような科学的根拠に基づいて相対リスクを出していますか?

A

特定の疾患/体質と統計的な相関がみられるSNPを見つけるGWAS(Genome-Wide Association Study)と呼ばれる解析手法があります。Genovisionでは、GWASの研究成果を、お客様のSNPに当てはめて相対リスクを計算しています。複数の遺伝子を原因とする病気の場合、相当数の遺伝子の作用が累積することで遺伝的疾患発症リスクをもたらすと考えられています。

Q

以前に受けた他社の遺伝子検査サービスと、リスクの値が異なるのですが。

A

天気予報が会社によって多少異なるように、遺伝子検査サービスのリスク予測も会社によって多少異なるのが現状です。例えば、会社によって、参照する研究論文が異なり、その結果、リスク計算に使用するSNPも異なるため、相対リスクも異なるケースがあります。

Q

来年も受検したら、結果が変わるのですか?

A

世の中の研究成果に応じて、変わる可能性はあります。世界中で日々研究成果が出ていますので、精査の上、サービス向上に努めて参ります。

サポートについて

Q

検査結果レポートを見て、将来病気になることが心配になったのですが、どうしたら良いでしょうか?

A

結果レポートでご報告しているリスクは、将来かかるかもしれない病気について、他の方と比べてどのくらいの確率で罹患するのか、確率を示すものです。そのため「お客様は必ずその病気になる」というものではありません。疾患にも拠りますが、遺伝要因で発症するのは概ね30%、残りは生活習慣等の環境要因と言われています。生活習慣を見直すことで疾患の予防に努めるとともに、リスクの高い疾患について定期的に検診を受けてしていただくことで早期発見・早期治療をめざしましょう。
レポートの内容や疾患について質問がある場合、採血をした医療機関へお問い合わせいただくか、Genovisionサービスサイトから「first call for Genovision」を通じて医師/管理栄養士へのオンライン相談が(2020年夏ごろから無料で)利用可能です。

個人情報の取り扱いについて

Q

私の試料はどのように扱われますか?

A

医療機関において人間ドックを受検する時に、2ml追加の採血を行います。採取された試料は、バーコードにより匿名化(記号化)され、冷蔵・冷凍状態で遺伝子解析機関へ送付されます。解析機関ではマイクロアレイと呼ばれる装置を用いて約65万箇所のSNP(遺伝子の特徴点)がデータ化され、専用回線を通じてNTTライフサイエンスへ送付されます。解析機関の血液試料は、データ化完了後、1カ月以内に安全かつ適切な方法を用いて廃棄されます。

Q

SNP解析はどこで行っていますか?

A

国内で実績の豊富な理研ジェネシス社へ委託しています。

Q

私の個人遺伝情報はどのように扱われますか?

A

遺伝子検査受検時に文書でご確認頂くインフォームド・コンセントで同意を頂いた範囲でのみ取り扱います。また、取り扱いにあたっては、経済産業省「経済産業分野のうち個人遺伝情報を用いた事業分野における個人情報保護ガイドライン」に基づいて、個人遺伝情報を用いた事業実施の適否等を審査するため、「個人情報取扱・倫理審査委員会」を設置し、科学的、倫理的、法的、社会的および技術的等の多元的な観点から、公正かつ中立的に事業の審査を行っています。

Q

会社の制度を利用して申し込みした健康診断および人間ドックで遺伝子検査を受検したら、会社に自分の検査結果レポートが報告されますか?

A

当社および医療機関から、お客様の雇用者や健康保険組合等に検査結果レポートをお知らせすることはありませんのでご安心ください。

その他

Q

東京大学医科学研究所との関係は?

A

東京大学とNTTは、ゲノム情報・健診データに基づく疾患リスク因子の解明と効率的な疾患予防法の社会実装に向けた共同研究を行う「ゲノム予防医学社会連携研究部門」を開設しました。現在、ゲノム情報や健康診断、生活習慣に関する履歴情報を元に、疾患リスクや体質等の特徴判定と、望ましい行動や生活習慣を明らかにしていく課題に取り組んでおり、NTTライフサイエンス社のGenovisionを通して社会実装を行っていく予定です。

Q

親子関係も分かりますか?

A

いいえ、親子鑑定を目的としたサービスではありません。

Q

遺伝子配列の生データを見たいのですが。

A

遺伝子配列のデータ提供は現在実施しておりません。理由は、偶発的所見、二次的所見につながる可能性があるため、医学的または精神的な影響等を含め、倫理的な検討を十分行う必要があるためです。